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政治ドットコムトピックス【米大統領特集】アメリカ大統領の就任時年齢は?

【米大統領特集】アメリカ大統領の就任時年齢は?

投稿日2020.12.3
最終更新日2020.12.03

次期大統領の座を巡って、その予備選挙である「スーパー・チューズデー」が2020年3月3日に行われました。世界中が注目する次期大統領選、今後ますます盛り上がりを見せていくことでしょう。ここでは歴代アメリカ大統領の「就任時年齢」を振り返ってみます。

大統領就任時の年齢:若い順

大統領就任時の年齢:年輩順

大統領就任時平均年齢は55歳

57歳でアメリカ合衆国初の大統領となったジョージ・ワシントンから、70歳で現役のアメリカ大統領を務めているドナルド・トランプまで、これまでに累計で44人がアメリカ合衆国の大統領を務めています。

大統領の就任時年齢の平均は55歳。本業や政治活動で成果を挙げ、人格・人徳・判断力などを総合的に磨き上げると同時に、体力的にも問題なく活動できる、壮年で大統領としての一歩を踏み出しているケースが多いようです。
選挙で選ばれる大統領選挙とは、性格が少々異なりますが、日本の総理大臣の平均初就任時の年齢は62.2歳。この年齢差は、自ら票を獲得する必要があるアメリカ大統領と、周囲から推されることで就任する日本の総理大臣との差、ということなのかもしれません。

2020年現在、これまでのアメリカ大統領のうち、もっとも若くしてその座についたのは第26代大統領、セオドア・ルーズベルトです(42歳)。

彼は、1900年に第25代アメリカ大統領のウィリアム・マッキンリーのもと、副大統領に就任します。しかし、1901年9月5日、マッキンリーは暗殺されてしまい、急遽大統領へと昇格しています。

大統領選挙を経て、アメリカ大統領にもっとも若く就任したのがジョン・F・ケネディです(43歳)。
史上まれに見る接戦と呼ばれた1960年の大統領選を制し、第35代アメリカ大統領に就任しますが、1963年11月、暗殺されています。

続くのは、第18代のユリシーズ・グラント、第42代のビル・クリントン。ともに初就任時46歳で並びます。
グラントは南北戦争を戦った猛将として知られ、その名声を背景に大統領職に就きますが、多くのスキャンダルや汚職が発覚。「史上最悪の大統領のひとり」として、歴史に汚名を残す結果となりました。
クリントンは1993〜2001年まで大統領を務めています。

一方、2020年現在、もっとも年長でアメリカ大統領に就いたのは、2020年現在の大統領、ドナルド・トランプ(70歳)です。実業家として大成し、地位と名誉を得てから大統領選に挑戦。その分、年齢が高くなっていると考えられます。アメリカの歴史上、初めての政治家や軍人としての経験を経ずに大統領になった人物としても知られています。

続くのは69歳で初めて就任したロナルド・レーガン。彼は1981〜89年まで、第40代アメリカ大統領として活動しました。映画俳優から知事を経て大統領へ。「レーガノミックス」を標榜し、大幅減税と積極的な財政政策を行います。結果、経済が回復させるも、貿易赤字と財政赤字が並存するいわゆる「双子の赤字」状態をもたらしています。

2020年3月11日に行われた「スーパー・チューズデー」では、ジョー・バイデン前副大統領(77歳)とバーニー・サンダース上院議員(78歳)、ふたりの「高齢候補」がしのぎを削りました。今後、最高齢が更新されていくのか、注目されます。

この記事の監修者
政治ドットコム 編集部
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