政治ドットコムトピックス千葉県の森田健作知事が3期で引退表明「歴代最長知事在任日数トップ10は誰?」

千葉県の森田健作知事が3期で引退表明「歴代最長知事在任日数トップ10は誰?」

投稿日2020.12.9
最終更新日2020.12.09
この記事の監修者
山口和史
20年にわたって法律、税務、経営等の業界専門誌の編集長を歴任。
2020年から政治ドットコムの理念「政治をもっと身近に。」を実現するため、編集長に就任。
独自の視点と切り口で、政治にまつわる最新情報を発信する。

2020年11月12日、千葉県の森田健作知事は定例の記者会見の席上で「2021年の千葉県知事選挙には出馬しない」と正式に表明しました。
森田知事は2009年から千葉県知事を務め、2021年4月の任期満了で3期を勤め上げることになります。
森田知事は権力が長期化するのはよろしくないとして「知事は3期。ここで終止符を打つべきと決めた」と語っています。
では、これまで全国の知事の「在任期間ランキング」はどのようになるのでしょうか?

30年にわたって知事を務めた中西陽一氏

まずは歴代の「最長在任知事ランキングトップ10」を見てみましょう。
1位は1963年から1994年まで、なんと30年9ヵ月にわたって石川県知事を務めた中西陽一氏です。

中西氏は1917年(大正6年)生まれ。1942年に京都帝国大学法学部を卒業すると内務省(現総務省)に入省、1955年に石川県総務具帳に就任します。
1963年に石川県副知事就任すると、1963年には自由民主党の公認を受けて石川県知事選挙に出馬し当選。以来、1991年の知事選挙まで8期連続で当選を果たしています。
さすがに8期目となった1991年の知事選挙では多選に対する批判が相次ぎましたが、そんな批判などどこ吹く風。堂々当選しましたが、当時すでに73歳になっていた中西氏は8期在任中にみるみる体力が衰えが進み、1994年2月2日に任期途中で肺炎のため亡くなっています。在職日数は11,306日となりました。

★歴代最長知事在任日数ランキングトップ10

歴代最多の石川県知事の後継が歴代2位の連続当選

この「最長知事在任日数王」である中西氏と同じ、8期連続当選を果たしている知事がもうひとりいます。
奥田良三氏は、1951年から1980年まで奈良県知事を務めています。

奥田氏は1903年(明治36年)に奈良県生駒郡筒井村(現在の現・大和郡山市筒井町)に生まれています。
東京大学法学部を卒業後、内務省(現総務省)に入省。各地の県庁で経験を積むと、官選最後の群馬県知事や福岡県副知事を務めると、1951年、奈良県の第二回公選知事選挙に出馬。天理教や地元紙の支援を得て当選、奈良県知事に就任します。

1950年頃から始まった日本の高度経済成長に後押しされ、奈良県の経済も飛躍的に成長。この実績から保守系、革新系問わず長期にわたって支持されたことから、1980年まで8期連続で当選できたと言われています。

1980年の退任から9年後の1989年12月22日、惜しまれながら87歳でなくなりました。
この奥田氏の8期連続当選は、2020年現在、中西氏と並んで歴代最多の記録となっています。

ちなみに2002年現在、現役知事の「最多連続当選王」は、石川県の谷本正憲知事で、連続7回にわたって当選しています。
前任の中西氏が1963年から1994年まで、谷本氏はこの後を受けて1994年から現在まで石川県知事を務めていますから、石川県では57年間の半世紀以上にわたって県知事は2人しかいない、ということになります。
谷本氏が今後、どれだけ記録を伸ばしていくのか、先述の2人を追い抜いて歴代最長・最多の県知事となるのか、要注目です。

★歴代最長知事連続当選回数ランキングトップ10