人工に比して京都府、熊本県、福島県出身議員が「多」
2020年2月現在、現役参議院議員の出生地について見てみましょう。
最多は東京都で35人。全参議院議員のうち、東京都出身の議員が14.3%の割合を占めています。日本でもっとも人口の多い都道府県ですので、人口の分母が多い=輩出した衆議院議員も多い、という理由のようです。
2位は、日本の人口上位3位の大阪府。13人、5.3%を占めています。同率で、日本の人口上位7位の兵庫県も並んでいます。
ランキングの上位(1〜7位)は基本的に日本の人口上位を占める都道府県がランクインしているのですが、8〜10位である京都府、熊本県、福島県は日本の人口上位トップ10からは外れる府県となっています。
一方で、、出生地別に参議院議員の輩出数の少ない都道府県を見てみると、唯一、参議院議員を輩出していない県が和歌山県となっています。
続いて、山形県、滋賀県、鳥取県がそれぞれ1人という結果となりました。
この3県に関しては、海外で生まれた現役参議院議員の数である3人よりも少ない状況となっています。
50代、60代の活躍が目立つ参議院
続いて、現役参議院議員の年代分布を見てみましょう。
もっとも多い割合を占めるのが、50代で32.7%。40代、60代と合わせると全体の85.0%となり、40〜60代が参議院議員の中心年代と言えそうです。
2020年2月現在、もっとも若い参議院議員は、愛知県出身の安江伸夫議員。1987年6月生まれの32歳にして、国政の場で活躍しています。
一方、もっともベテランの参議院議員は岡山県出身の片山虎之助議員。1935年8月生まれの84歳です。
1935年は昭和10年。この年には貴族院で美濃部達吉が天皇機関説を批判されたり、映画「アラビアのロレンス」のモデル、トーマス・エドワード・ロレンスが事故死したり、大本教の教祖である出口王仁三郎らが不敬罪と治安維持法違反で検挙されたりしています。
では、現役参議院議員における「ゴールデンエイジ」はどの年代でしょうか。
もっとも多く衆議院議員となっている年代は、2020年2月現在で52歳の世代で14人。こちらは1967(昭和42)年生まれの世代になります。
続くのは62歳の世代で13人。続いて61歳の世代が12人と、60代の活躍が目立ちます。
この62歳&61歳の世代を合わせると現役参議院議員全体の10.2%。約10人に1人がこの世代ということになります。
上位10世代を見てみると、50代が5世代、60代が4世代ランクインしている中、唯一、45歳が11人でランクインしています。1974(昭和49)年生まれの、いわゆる団塊ジュニア世代。50代以上が73.5%を占める現役参議院議員のなかで、存在感を発揮しています。
辰年と丑年、牡牛座と蠍座の差は2倍
現役参議院議員の「干支」についても調べてみました。単なる偶然ではありますが、もっとも多い1位ともっとも少ない12位では、2倍の差が出ています。
1位は「辰年」で31人。全体の12.7%を記録しています。
この辰年は、1940年、1952年、1964年、1976年にあたります。
次に多かった干支が「亥年」で29人。全体の11.8%を占めています。
この亥年は、1935年、1947年、1959年、1961年、1978年です。
3位は「未年」で25人、割合は10.2%となります。未年は1943年、1955年、1967年、1979年となります。
十二支から均等に参議院議員が誕生すると仮定すると、全体の割合は8.3%。この中央値以下の干支が、子年、午年、戌年、丑年、巳年、申年の6つとなります。
なかでも「丑年」と「巳年」「申年」は6.0%を切っており、他の十二支と比較すると少ない割合となっています。
人数で見ても、1位である辰年の31人と比べて、もっとも少ない3つの干支では13人と、半分以下となります。
最後に、現役参議院議員を星座別に見てみましょう。
1位は「牡牛座」で30人、11.4%の割合を占めます。
2位は「天秤座」で28人、10.6%となります。
この上位2つの星座で22.0%と、現役参議院議員の約5人に1人が牡牛座か天秤座、という結果となっています。
一方、もっとも少ないのが「蠍座」で11人。全体のうち4.2%となりました。