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政治ドットコムインタビュー政治家インタビュー日本維新の会代表選企画 推薦人・阿部司議員に聞く!金村りゅうな氏を推す理由

日本維新の会代表選企画 推薦人・阿部司議員に聞く!金村りゅうな氏を推す理由

投稿日2024.11.28
最終更新日2024.11.28

日本維新の会代表選挙が11月17日に告示され、12月1日に投開票が行われます。

『政治ドットコム』では日本維新の会代表選挙2024において、候補者推薦人を通じて候補者の魅力や政策に込められた思いを深掘りするインタビュー記事を発信します。今回のインタビューでは、日本維新の会代表選挙への立候補を表明した金村りゅうな氏の推薦人である阿部司衆議院議員に、金村りゅうな氏の魅力やビジョンについてお伺いしました。

(取材日:2024年11月26日)

阿部 司(あべ つかさ) 衆議院議員
1982年生まれ。東京維新の会代表。日本ヒューレット・パッカード、青山社中株式会社を経て、2021年衆議院議員選挙に初当選。
現在2期目。金村りゅうな議員とは2021年当選の同期。

金村議員の強みは大局観

ー阿部議員は、金村りゅうな氏の推薦人を務めていますが、お二人が初めて関わったのはいつ頃なのでしょうか。

私と金村さんは2021年当選の同期です。金村さんは神奈川、私は東京選出で、当選はなにかと親しくしています。私がYoutubeを始めたとき、最初にゲストとして呼んだ国会議員は金村さんですね。

#51 政治家というキャリア選択-金村りゅうな衆議院議員-前半(2021/12/10)
(あべチャンネル【阿部司 公式チャンネル】)

ー今回、なぜ阿部議員は、金村りゅうな氏の推薦人となられたのでしょうか。

代表選が行われることが決まったのち、金村さんから立候補するとの連絡をもらい、喜んで推薦人になりました。今回金村さんが代表選に出ると聞いたとき、私はその勇気に心から尊敬の念を持ちました。維新が埋没しつつあるなか、全国政党化を目指すならやはり関東からも候補者がでなければならない。でも誰が、と思っていたときに、当選同期の彼が立候補したんです。

私から見て、金村さんは本当にしっかりされていますし、視座が高いと思います。僕が当選後、初めての仕事で大変だなと思っているときに、一段高い視点、幹部や幹事長のような目線で物事を見ているんですよ。僕もいろいろと相談に乗ってもらうこともありましたし、今回出馬すると聞いてすごく期待しています。

ー阿部議員は、前回の衆議院選挙をどのように受け止めていますか。

選挙活動中によくみなさまから言われたことは、「国民民主党と維新の会どっちに投票しようか迷っている」ということです。今、第三極として国民民主党への期待が高まり、逆に維新の会は埋没しつつあります。維新は全国比例で300万票以上減らし、逆に国民民主党は350万票も増やす結果となりました。

維新は今党として浮き足立つというか、非常に難しい立場にあると思います。ただ今起きている事象に慌てていてはいけません。外部の状況を見ながら冷静に手を打っていく必要があります。そこで、全体を俯瞰して物事を考えられる金村さんなら、非常に冷静にリーダーシップを発揮していけると思っています。

ー他の候補者と比較して金村議員の強みはどんなところにあるのでしょうか。

まずは大局観があるところです。物事の背景にある構造を考えた上で冷静に判断をしていくことができる。また、もともとは経営者をされていたということで、非常に人を惹きつける力がありますね。いろいろな人と人間関係をつくって、地元や事務所のスタッフの地盤もしっかりしています。マネジメント力、組織の力を最大化する力に非常に長けていると思います。

ー長く金村議員と一緒に活動されている阿部議員ですが、金村議員のお人柄についても教えてください。

とにかく「陽キャ」ですね。ご自身も生まれつきの陽キャだと言っています。とにかく明るくていつも輪の中心にいる人物です。

2023年11月の投稿(金村りゅうな議員のXより)

全国政党化に向け、維新が乗り越えなければならない壁とは

ー阿部議員、金村議員のご地元は関東ですが、維新が全国政党化するためには何が必要なのでしょうか。

我々がどんな方から期待されているかというと、やはり60歳以下の現役世代なんです。働いている方、子育てしている方、若者、子どもなど、負担が偏っている現役世代の声をしっかり代弁していくことが大切です。今、その方針で小選挙区でも高齢者を支持基盤とする立憲民主党と十分に戦えていると思っています。「将来世代に対する政治」は維新の原点であるので、そこは絶対にブレてはいけないと思っています。

今、維新の調子が思わしくないからといって、既得権益に擦り寄って取れていない票をとろうとしてはいけません。今回の選挙は負けるべくして負けた。逆風の中、維新は現役世代に向けた政治を掲げて、自民党・立憲民主党のように高齢者への現金給付をしますなんて言ってないんですから、むしろ負けるのが当たり前の結果です。勇気を持って、将来世代、次世代のための政治を本当に体現していくことが大切です。

立憲、国民、公明などほかの政党と維新の会の違いは、特定の支持基盤を持たないことです。特定の組織が政党の支持基盤となる場合、政党はその基盤を壊せないですよね。そうであれば、しがらみのない維新は既得権構造を変える、既得権構造にメスを入れることをしっかり訴えていかなければなりません。

また、今回選挙で敗れた仲間も含めて、一人一人の人を大切にすることが大切だと思います。金村議員が代表になった際には、代表がしっかりと全国をまわり、それぞれの窮状を理解してともに戦っていってくれると思います。やはり代表がしっかりと党を率いなければ、党の再生はできません。いくら良い理念や政策があったところで、人の心を動かすのはやはり人です。私は、金村議員ほど代表にふさわしい人はいないと思います。

ー最後に、読者へのメッセージをお願いします。

金村さんは障害児支援をずっとやってこられて、政治を変えたいということで政治の世界に入られました。金村さんが大切にしてきたことは、障害のある方や家族、周りの方々それぞれの力を引き出して自立を促すことです。維新に入党したのも、もっと国民の力を信じて自立させる政治を実現するべきじゃないかという思いがあったからです。

まだ国会議員としては2期目で、維新の会の代表としては経験が浅いんじゃないかという声もあるかもしれません。しかし、関東から維新の会を盛り上げるために自ら手を挙げて奮闘しています。彼は最後までやり切る男だと僕は信じていますし、この代表選も最後まで全力で戦い抜いていただきたいと思います。私も心から応援しています。みなさんも、ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします。

この記事の監修者
政治ドットコム 編集部
株式会社PoliPoliが運営する「政治をもっと身近に。」を理念とするWebメディアです。 社内編集チーム・ライター、外部のプロの編集者による豊富な知見や取材に基づき、生活に関わる政策テーマ、政治家や企業の独自インタビューを発信しています。