政治ドットコムトピックス

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自宅で摂った食事は「選挙経費」? 最高裁までもつれ込んだ大騒動

当選の恩人への感謝の気持ちが仇に 選挙期間中、運動員が自宅で食べる食事に対して選挙費用を支払っても良いものか。 当時、衆議院議員選挙法第97条では、選挙事務長や選挙委員が、選挙運動の際に必要とした飲食物や、遠方への出張の際の交通費・宿泊費などに関しては、選挙費用として認められると定められていまし...

女性の社会進出、ダブルインカム、シルバー人材活用を実践していた大正時代の政治家

頼母木が唱えた「共稼ぎ主義」 大正時代、現代に先駆けて「能力のある女性は社会でその才能を発揮させるべき」と説き、自らも夫婦共働きで、ともに大きな成果を残した政治家がいます。 頼母木桂吉は、明治時代後期に新聞社で辣腕をふるいます。報知社(現在の報知新聞)時代には、日本初の夕刊を企画して読者を激...

明治~大正の政治家たちの「トホホ」なエピソード3選

旅館の主人、憲政の貧乏神に怯える 「憲政の神様」といえば尾崎行雄ですが、「憲政の貧乏神様」とは誰を指すのか。大正時代の人々は、犬養毅をこう称していたようです。 大正5年に発行された「列伝シクジリ代議士」(参政閑人編)によれば、犬養がまともな布団で眠れるようになったのは50歳を過ぎてから。江戸...

明治から昭和まで活躍した議員が語る「こんな候補者は信用するな」

「人たらし」と取るか「品がない」と取るか かつて、田中角栄は「人心掌握の天才」「人たらし」と絶大な人気を集めました。現代でも、残した言葉、エピソードなどは広く伝えられています。 田中はその人心掌握術と合わせて、政治の面でも豪腕をふるい多くの公約を実現させていきました。 明治23年(1890...

外国人が日本人の脂を搾り取る?〜誤解から発生した大規模一揆

戸籍法と徴兵令への「誤解」 日本で初めて戸籍法が発布されたのは1871年(明治4年)。その目的は、戸数や人口を正確に把握し、徴兵や税金を適切に行うことが目的のひとつでした。 続いて、1873年(明治6年)には徴兵令も施行されます。 ここで全国的な徴兵制度を断行することができるようになりましたが...